[ポルトガル篇] エルヴァスに行ってきた。(1)レプブリカ広場


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ポルトガルのアレンテージョ地方(Alentejo)東部に滞在中。当日マルヴァオン(Marvao)に空いているホテルがなかったので、次の目的地である車で1時間余に南下したエルヴァス(Elvas)に向かう途中の、絶対車でしか辿り着けないような農地のど真ん中にあるモーテルっぽいホテルで一泊することに。

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ポルトガルのトイレで、まさか坂東三津五郎の画を目にすることになるとは。他にもロビーに幕末の画家である中村湘雲の水墨画などが飾ってあって、不思議で興味深く見ていたら、祖父が戦前に日本に行ったことがあるからだとオーナーが教えてくれました。

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いつもは朝7時前にはもうホテルをチェックアウトして出発する頃ですが、ここは周囲に何もない田舎で朝食時間も午前8時から11時というのんびりタイム。部屋も快適だったので、この日は早朝から9時頃まで部屋で仕事に没頭し、いつもより遅めの朝食をテラスで。広大な庭と農地の景観が気持ちいい。

 

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ということで、のんびりと昼前にホテルを出発することに。羊がのんびりと過ごしている広大な農地の中を延々と続く一本道を走って、ようやく公道に出ることができます。いやあすごく気分のいいホテルだった。

Monte da Provencaというホテルだったのですが、TripAdvisorを見る限りではけっこう評価高いホテルのようです。

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ということで、ホテルから車で約20分ほどでエルヴァス(Elvas)の街に到着。ここもスペイン国境に近い城塞都市ですが、いつもは城塞都市の場合は城壁の外側に駐車するのに、ここは城内までけっこう道路が広々としていたので、一気に街の中心の教会、ノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン大聖堂(Igreja de Nossa Senhora da Assuncao)まで車で来てしまいました。

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教会前のレプブリカ広場(Praca de Republica)。車でここまでくると、上の写真でいうと広場の左側に地下に降りていく道路があり、この広場の真下が広大な地下駐車場になっています。駐車料金も確か2時間で2ユーロ程度だったような。ちなみにその地下駐車場には無料の公衆トイレがあるので、この広場周辺に来てトイレに困ったら地下に降りて駐車場にいくといいでしょう。

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ノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会の大聖堂の中。教会の名は、昇天する聖母という意味だそうです。

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レプブリカ広場から北に向かいながら、街中をいろいろと散策。街の民家の壁は白色に黄色のアクセントで統一されていて、とても明るい雰囲気。こんな狭い階段も風情があります。

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洗濯物が干してあったりと生活感が漂う街ですが、この先の北端は城塞の遺構が多く残る場所です。北に向かって歩いてみることにしましょう。


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