本日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、NHKの数学番組などでも企画・出演した筑波大学附属小学校の田中博史教諭の著作『子どもが変わる授業』。子どもたちの算数の授業で、どのようにすれば子どもたちの好奇心ややる気を引き出せるのかという方法がたくさん載っています。
以前に読んだ『算数学力日本一への挑戦』という本の中で、新潟県の小学校を学力トップクラスにするためにコンサルタント的に招聘された人として田中博史氏が紹介されたことからこの本を知って読んだのですが、ここ２年ぐらい読んだ本の中で最も「これはすごい！」と感じた本かもしれません。
人に教える際には、いくらノウハウ的なことを詰め込んで頭に入れても、本人の自発的な学ぶ意欲がなければうまくいきません。小学生でも会社員でも同じことで、ちょっとした工夫で人は自分で考えるようになり、それを楽しむようになるんだなあ、と改めて感じました。私は２桁の足し算すら苦手なほどの数学嫌いですが、こんな算数の授業を受けたかったなあ……。
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