甲子園春夏連覇の人材育成論『逆境を生き抜く力』


先週の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、『逆境を生き抜く力』という本。2010年に沖縄勢として初の夏の甲子園優勝を達成し、史上6校目となる春夏連覇の快挙を成し遂げた、沖縄県の興南高校野球部の我喜屋優氏の著作です。いやあ、これはすごい本ですね…。
高校時代に「興南旋風」を巻き起こした我喜屋氏は、社会人野球時代には大昭和製紙北海道を全国優勝に導いた立役者で、同チームの監督をしている時に教えを受けた駒大苫小牧高校の野球部監督が夏の甲子園2連覇を果たしたのは有名な話。さらに20年以上も甲子園から遠ざかっていた興南高校を一気に甲子園代表にし、そして春夏連覇という快挙をつかむまで、どのような指導を行なってきたかが克明に書かれています。でも、どれも野球のテクニックとかではなく、生活改善や意識など、野球とは関係ない人にも大いになる参考ばかりでした。


『逆境を生き抜く力 』(我喜屋優氏著/WAVE出版


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