『戦国無双4』の「中国の章/厳島合戦」が熱い(1)


今年発売されたシリーズ最新作『戦国無双4』、さっそくプレイしています。
前作『3』で初登場の毛利元就に続き、今作ではその三男・小早川隆景が初登場とあって、
「中国の章」がいっそう華やかに、そしてドラマチックな展開になっています。
『3』の時は年代にしてはえらく若いビジュアルの毛利元就が描かれていましたが、
今作では息子が登場するとあってか、白髪のキャラクターになっていい感じ。
以前に『厳島戦記』で描いたほど私が大好きな1555年の「厳島の戦い」は、
この「中国の章」では「厳島合戦」と題して、なんと第1ステージで描かれます。
毛利元就にとっては厳島の戦いはけっこう晩年のことなのに、
いきなり第1ステージなのか……と思いきや、その理由がその後明らかに。

「中国の章 厳島合戦」

毛利にとって大内家がどうの…という背景はサラリと説明されるだけで、

さっそく第1ステージ「厳島合戦」が始まり、
いきなり毛利元就・小早川隆景の厳島神社への奇襲作戦が始まります。
嵐に紛れて厳島神社の陶軍を全滅させ、総大将の陶晴賢を追います。
そして史実通り、味方の陶晴賢に毛利との内通を疑われてしまった弘中隆包が、
陶晴賢を逃がすために毛利軍の前に立ちはだかります。
戦国無双シリーズはミッション制が特徴ですが、「弘中隆包を撃破せよ!」とのミッションが。
弘中隆包が戦国無双シリーズでミッションに登場するとは……。感激です。

毛利元就「この奇襲には一点だけ不安があった。それは、君の存在だよ……隆包」

プレイヤーキャラクターが毛利元就の時に近づくと、

毛利元就と弘中隆包が友人としての会話をします。
『戦国無双3 Empires』で二人の友情の会話は描かれていましたが、その友情設定が踏襲され、
毛利元就は、この奇襲にはただ一点、弘中隆包の存在という不安があったことを語ります。
弘中隆包大活躍じゃないかー。

小早川隆景「隆包殿、我らに降ってはくれませんか。父は、友であるあなたに死んでほしく…」
ちなみに今作では、プレイヤーキャラクター2名を使い分けていくシステムなのですが、
小早川隆景で弘中隆包に近づいてみると、毛利元就の時とは別の会話が出てきます。
小早川隆景の場合は、父の友である弘中隆包に降伏を勧めます。
しかし、主に殉ずると決意した弘中隆包は最期まで毛利軍に立ち向かい、
しかもなかなか強い。
結局、「良き死に場所を得た……」と討死を果たすのです。
あのコーエーさんがここまで弘中隆包のドラマを描いてくれていたことに、
とってもとっても感動してしまったのですが、
驚きはそれだけではありませんでした。実はここからなのです。


『戦国無双4』(コーエーテクモゲームス)


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