研究開発のあるべき精神、『知らないこと、できないことに価値がある』


今週の『ビジネス発想源』で取り上げたのは本は、
ニュートリノ発見とヒッグス粒子発見の2度もノーベル物理学賞受賞に大きく貢献したことで
世界的に注目を集めている浜松ホトニクスの晝馬輝夫会長による著作、
『知らないこと、できないことに価値がある』。
実は2003年のニュートリノの際に出版された同氏の著作『できないと言わずに、やってみろ!』は
何度も読んだほどの愛読書でして、ヒッグス粒子の発見と同時に新刊出るんだあ、と思ったら
同著の改訂版でした。いやあ、この名著が新たに世に出るのは嬉しい限り。
研究者、開発者はどのような意識で仕事に取り組まなければならないか、
ということを一から述べている良書で、経営者の指導の指針の参考になる部分が多数です。
何といっても、企業規模や知名度が大きくなっていくにしたがって、
安定性や名前だけで集高学歴の人材が集まってくるような危機感を覚えた際には、
とても役に立つ本だと思います。


『知らないこと、できないことに価値がある』(晝馬輝夫氏著/幻冬舎)


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