[大分篇] 別府温泉の地獄を巡ってみた。


大分県に行ってきました。
なぜ大分県に行ってきたかというと、大分県に特別な目的があったわけではなく、
家内が数ヶ月前、LCCの大分空港行きチケットの抽選販売か何かをたった1,000円(!)で購入できたから。
じゃあ休み取って行ってみますか、ということで家族で大分へ行くことに。

というわけで、大分空港からレンタカーを借りて別府温泉に行って宿泊。

私はお隣の福岡県出身なので別府市には飽きるほど行ったことがあるのですが、
家内が「どうしても地獄めぐりがしてみたい」というので、そう言えば地獄めぐりは
小学校の修学旅行で行ったきりだなと懐かしく思って、行ってみることに。
で、まずは定番の「海地獄」。

「海地獄」を高台から見たところ。
コバルトブルーが印象的な海地獄は、温泉卵が昔からの定番の名物。
最近では、地獄蒸しプリンも有名になってきています。

「海地獄」から車で少し上ったところにある「坊主地獄」。
もともと寺院があった場所に突然泥温泉が噴き出て、寺院も住職の坊主も吹き飛んだこと、
高温に煮える泥からボコボコと坊主のように泡が湧いて膨れ出てくること、
といったことから「坊主地獄」という名があるそうです。
ちなみに、地獄めぐりは別府地獄組合が共通券を発行しているのですが、
この「坊主地獄」はこの組合に加盟していないので共通券は使えず単独料金です。


海地獄から血の池地獄方面に向かう途中にある、別府湯けむり展望台。

扇山や鶴見岳、そして湯煙の上がる別府の街が一望でき、
ここからの夜景は「日本夜景遺産」にも認定されています。
10台ほど停められる駐車場があります。
ちなみに、平成13年にNHKが募集して発表した「21世紀に残したい日本の風景」で、
別府の湯けむりの風景は、富士山に次いで全国2位に選ばれています。
それから、ここからの風景はライブカメラで常にネット中継されています。


別府のひときわ目立つ場所に立っている、貴船城。

これは歴史的な天守閣ではなくて、昭和30年代に建造された観光施設。
内部はものすごく昭和の観光地の香りなのですが、ここからの景観はかなり定評があります。
まあ、中には入ってないけど。


「海地獄」と双璧を成す「血の池地獄」。

海地獄のコバルトブルーとは対照的に、まさに赤い血の池が煮えたぎっています。
この血の池地獄の成分を使った軟膏や入浴剤が、かなり売れています。


地獄らしく園内には鬼をモチーフにしたものがいろいろと飾られていて、

ベンチのテーブルにも角のついた鬼。奥の自動販売機もよく見ると鬼デザインです。
あらゆるところに鬼の顔があって、子どもは常にギャン泣きでした。
「血の池地獄」の隣りは、間欠泉で有名な「龍巻地獄」があるのですが、
30分程度の感覚で噴きだすものの、ちょうど「今噴き出したばかり」と言われ、
時間もないので断念することに。
で、ちょうどいい感じで家内が「地獄めぐり、飽きた」と言い始めたので、
とりあえず地獄めぐりはここでおしまい。共通券買ってなくてよかった。

その日は、焼き鳥屋さんで焼き鳥や鶏肉そぼろご飯など、鶏ざんまい。
大分県には中津のからあげなど鶏肉料理が多いのです。
というわけで、超久しぶりに別府の地獄めぐりに行ってきたのですが、
昔行った時とは違って、来ている人はほとんど韓国や中国からの観光客という感じでした。
お土産屋の中を通らないと見ることができない地獄ばかりだったり、
昭和の古い形がそのまま残っているので、それに飽きた日本人観光客が減ってきて、
九州に近い韓国や中国からの誘客に力を入れているという感じなんでしょうねえ…。
今後、どのように改善・発展していくのか期待しています。

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