放送界への警鐘『アニメ・特撮ヒーロー誕生のとき』


本日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、脚本家・作家の藤川桂介氏の著作『アニメ・特撮ヒーロー誕生の時』。『ウルトラマン』『ウルトラセブン』などの特撮作品や『宇宙戦艦ヤマト』『六神合体ゴッドマーズ』など多数の名作の脚本を手がけ、また小説家としても『宇宙皇子』などのベストセラーを出した藤川桂介氏が、名作を産み出してきた背景を語っています。
藤川氏が放送界に見切りをつけて脚本家から小説家に転身された経緯も書かれてあるのですが、その原因となったアニメ界の変化は、現在大きな不振で揺れているテレビ界やアニメ業界への警鐘のようにも読み取れて、今クリエイティブの世界で何が求められているのかがよく分かります。
脚本家の小林雄次さんが、雑誌の企画で藤川先生と対談したという話を聞き、本を取り寄せてみました。小林さんも同書を読まれて名著だと評していました。これからの放送界は、どのように変わるのでしょう。

『アニメ・特撮ヒーロー誕生のとき』(藤川桂介氏著/ネスコ)


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