囲碁棋士・張栩氏の著作『勝利は10%から積み上げる』


本日の『ビジネス発想源』で紹介した本は、2009年に囲碁史上初の五冠(名人・十段・王座・天元・棋聖)の獲得を達成し、さらに史上最速の700勝、30タイトル獲得を達成した囲碁棋士・張栩氏の著作『勝利は10%から積み上げる』です。
「天才少年」と言われて台湾から日本に修行にやってきたものの、文化や言語の違いや多大なプレッシャーで過酷なプロ入りをした張栩氏。その後、独特の勝利哲学を積み重ねて最強の棋士へと上り詰めていく様子が記されています。現在、中国や韓国にその座を奪われている日本棋界はなぜ強くなれないのか、強い棋士と弱い棋士の差はどこにあるのか、といった勝利哲学は、ビジネスにおいても大いに参考になることばかりです。
私も囲碁のルールや囲碁の世界のことは全く分かりませんが、商売や仕事にも活きるヒントが多く見つかる本でした。いやあ、一流の座で勝ち続けるというのは本当にすごいことですね。


『勝利は10%から積み上げる』(張栩氏著/朝日新聞出版)


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