月山富田城跡に行ってきた


11月15日の広島会場での「発想源トークライブ2010」の終了後、実は島根県に向かいました。島根県は中学校の時に一度行ったきりで、本当に久しぶりに行ったのです。島根県は広島県の隣りですが、間に中国山地がどっしりと構えていて、直通の電車は開通しておらず、高速道路も直接通っていないためものすごく行きにくく、山陰地域はかなり陸の孤島と化していて、なかなか行く機会がなかったのです。


今回の目的地の一つは、安来市広瀬町にある月山富田城跡。戦国時代に中国地方に広く覇を唱えた尼子氏の居城で、日本100名城にも数えられるほど、お城ファンにとってはとても憧れの城跡なのです。ついに訪問することができ、とても感激なのですが、周囲にはあまり何もありません。よっぽどこの城が好きではない限り来ないような場所かもしれません。


塩谷口の対岸から月山富田城を望む。Timestage Blogのほうで『厳島戦記』という歴史物語を連載中なのですが、第五話「月山攻防」で、毛利元就や弘中隆包が陶隆房(後の陶晴賢)の指揮の下、月山富田城を攻めていた方角ですね。いやあ、こんな感じの視野だったんでしょうねえ。感慨深いものがあります。


尼子氏の隆盛を築いた名君・尼子経久の銅像がありました。NHK大河ドラマ『毛利元就』では緒形拳が演じていた名将ですね。かっこいい。後方に見えているのが月山です。ちなみに城跡には山中鹿之介の銅像もあるそうなのですが、この日はものすごくどしゃぶりになってしまい、登山道を登ることができずに断念…。遺構もあまり見れなかったので、ぜひまた訪れる機会を作りたいですー。


コメント