NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』


11月29日から始まったNHKスペシャルドラマ坂の上の雲を観ています。日露戦争で日本海軍を勝利に導いた秋山真之(本木雅弘)、その兄で強靭な騎兵隊を作り上げた秋山好古(阿部寛)、二人の幼馴染で俳句界に名を残した正岡子規(香川照之)の3人を中心に明治時代の日本を描いた大作です。

3年にわたって全13回で放送されるとのことで、映像不可能と言われた作品だけあって、金のかけ方が半端じゃないです。よく見ると細かいところまでCGで再現してあります。個人的に面白いのは面白いんですが、原作を畏れて無難に作ったなーという感じがしないでもないです。それでいて、予備知識がないとついていけない感じもします。

『坂の上の雲』って、ビジネスマンの愛読書でいつも1位とかですよね。でも、これはあくまで個人的主観ですが、これまで会った人の中で「『坂の上の雲』が一番好きです」って言う人って「こう言っておけば恥ずかしくない。なんとなくカッコいい」という感じの人がほとんどだった気がします。決して悪い作品じゃないんですが、本物の司馬遼太郎ファンなら大抵は別の司馬作品を挙げますし。ドラマ化して一般的に内容が知られたことで、そういう空気がちょっと変わるかな。


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