結婚情報サービスは本人以外にも


結婚相手をマッチングするという結婚情報サービスは昔からありますが、最近では大手の結婚相談会社は、ある人たちに向けてのサービスの強化を図っています。どのような人たちか、分かりますか?

それは、子供の結婚を心配する親向けです

少子化や晩婚化が影響してか、ここのところは結婚情報サービスも新規入会者の獲得に苦戦しているそうです。しかも最近はインターネットが発達していますから、格安の料金で参入してくる同業者も相次いでいるので、ますます新規獲得が難しくなっています。

そこで大手結婚相談会社は、結婚相手を探す本人ではなく、それを心配している親たちに向けて説明会を開催するなど、親向けの情報発信や情報サービスを拡充しています。実際にそれまでにも、これらの会社へ親から問い合わせの電話が入るケースがかなり多かったのだそうです。

お金を払う本人、または利用する本人だけではなく、本人に関係する人への情報発信も貴重な価値があることを忘れないようにしたいものです。学習塾が子供たちに教えるだけではなく、ご両親相手にも勉強会をしたり、経営者向けセミナーを開催する会社が、社長夫人に向けて心得を説くセミナーをやってみたりするようなものです。

そのうち、就職情報会社が「あなたの孫の就職活動を応援するためのセミナー」を開催したり、電話会社が「嫌いな人からの電話にも上手に対応するための話術」を満載したWebサイトを公開したりするようになるのかもしれませんね。


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