旧白洲邸「武相荘」に行ってみた


NHK『その時歴史は動いた』の「マッカーサーを叱った男」を偶然に観た時からちょっと気になっていた、白洲次郎が長らく隠棲した「武相荘」にようやく行ってきました。


小田急小田原線の鶴川駅から徒歩10分ほどのところにある武相荘。白洲次郎とその妻、作家の白洲正子の遺品や資料が展示されており、その住まいの様子も当時のまま残されています。


吉田茂首相の懐刀として、日本国憲法制定、通商産業省設立、サンフランシスコ平和条約調印など、日本の復興と独立に大きく関わり、東北電力会長、日本テレビ取締役、軽井沢ゴルフ倶楽部理事長などを歴任した白洲次郎。この武相荘に隠棲しながら、70代を過ぎてもポルシェを乗り回したと言います。

今年、白洲次郎を主人公にした歌劇『黎明の風』が宝塚歌劇団で上演されたり、白洲次郎の愛称を冠した『POPEYE oilyBoy』の創刊がマガジンハウス社から発表されたり、来年1月には白洲次郎を伊勢谷友介が演じる連続ドラマがNHKで始まったりと、白洲次郎ブームがより強まっています。

そのプリンシプル(原理原則、物事の筋)に則った生き様や気骨が、正しさを忘れがちな現代に受け入れられているのかもしれませんね。


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