「ビッグバン宇宙国際研究センター」に行ってみた


 

東京大学に行ってきましたよ。実は東京大学に足を踏み入れるのは初めてだったりします。『ドラゴン桜』とかで見た安田講堂だー。今回の訪問先は、この安田講堂の裏にある…
東京大学大学院理学系研究科附属のビッグバン宇宙国際研究センターです。『宇宙の向こう側』『電磁気学』など多くの著作を出版されている同センターの横山順一教授が、なんと私の『ビジネス発想源』を以前から読んで下さっているとのことで、お忙しい中ご訪問させて頂くことに。とは言っても私は宇宙のことが全く分からないので、『ウルトラマン』シリーズをはじめSF作品を多数書かれていて宇宙に造詣の深い脚本家の小林雄次さんに同行して頂きました。
宇宙の起源や今後を研究する同センターではいくつものプロジェクトが並行して行われ、横山教授のプロジェクトは「初期宇宙進化論」。宇宙はいつ生まれたのか、宇宙はどこに膨張しているのか、宇宙を膨張させている「暗黒エネルギー」とは?といった興味深い話をたくさんお聞きすることができました。
こちらは太陽内部で発生していると言われている素粒子「アクシオン」を探索する望遠鏡型の実験装置「東京アクシオンヘリオスコープ」。望遠鏡なのに地上ではなく東大の地下室でコツコツと実験が進んでいるのです。この装置は世界に2つしかなく、そのうち精度の高い装置がこちら。以前にニュートリノの発見が話題となりましたが、アクシオンの発見はそれ以上の大発見になるだろうとのことです。
取材後は赤門をくぐって、東大周辺のイタリア料理店にてさらにSF談義が夜まで盛り上がりました。映画や漫画などSF作品にも精通されている横山先生は、小林さんの作品も多数見ていらっしゃって、お二人の会話がとても面白かったです。今後さらに面白いコラボレーションが生まれるのではないかと期待しています。それにしても、とても楽しく勉強になりました。宇宙ってすげー!

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