[中欧篇] レドニツェ城(2)/チェコ


「レドニツェとヴァルチツェの文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されているうちの一つ、チェコのレドニツェ城(Schloss Lednice)。

レドニツェを領地とした初代リヒテンシュタイン公カール1世の夏の別荘地として使われていた離宮です。最初は16世紀に建てられたそうなので、今のようなネオゴシック様式の建物は19世紀ごろの改修のようです。だからこんなに外壁が綺麗なのでしょう。

レドニツェ城の横にはガラス張りの植物園が併設されており、熱帯植物などを観察することができます。

城の南側には、花壇で彩られた幾何学的なフランス風の庭園が広がっています。今回は時間がなくてほとんど行けなかったのですが、城の北側には自然そのものを再現したようなイギリス式庭園が広がり、池はラムサール条約で保護されているんだとか。

なかなか良さげな撮影スポットが、城を東側の刈り込み越しに見たこのアングル。ちょうどこの撮影の時だけ雲が日光を遮って残念な明るさになってますが、緑とクリーム色のコントラストがなかなか素敵です。

あまりに広大なので観光客やサイクリングの人たちがたくさんいてもそんなに混んでいる感じはないし、また無料で入れるとあって地域の住民の方々ものんびりと過ごしていました。

庭園や花壇には色とりどりの花が咲いていて、夏だけではなくて春や秋にもかなり美しい風景になることでしょう。

 

城内にある教会。シンプルで厳か。

ということで、以前からすごく行ってみたかった世界遺産「レドニツェとヴァルチツェの文化的景観」のレドニツェ城、ヴァルチツェ城を、時間がなくて駆け足でしたが両方巡ることができました。

今回は当初チェコに行く予定は全くなかったのですが、ウィーンにきたことでこの2城をなんとか見たくて思い切って行ってみました。本当に行けて良かったです!


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