設定一新で再爆発なるか、『ウレロ☆無限大少女』


全3シーズン、さらに2度の舞台化、どれもDVDを買い揃えたほど大好きなテレビ東京のシチュエーションコメディ『ウレロ』シリーズ、今月から第4シーズン『ウレロ☆無限大少女』がスタートしました。

今までは「未確認少女(1作目)」「未完成少女(2作目)」「未公開少女(舞台1)」「未体験少女(3作目)」「未解決少女(舞台2)」と「未◯◯少女」というタイトルで、アイドルを育てる芸能事務所だった一貫した設定を一新し、今度はアンロッカーと呼ばれるヒーローの派遣事務所が舞台の近未来の話になっています。

確かに、前回までの芸能事務所の話は、もう3作目あたりからは実在しないアイドルとか扱いだして、2度目の舞台番ではもう完全に破綻しているような感じだったので、これ以上の展開は無理そうだから4作目はないのかな……と覚悟していたところでした。4作目の登場は本当に嬉しい限り。

今のところ、アンロッカーとかその統治機構のような設定にした意義がいまいちよく分からず、準レギュラーが登場したことで紅一点だった早見あかりのキャラクターの意義が薄れている感じもするし、「売れろ」のタイトル通り前回までの売れるアイドルを作るという事務所一丸となって向かう最終的な目的もあまり見えてこないので、ドラマ性よりも各回ドタバタで終始しているような印象。

ただ、出演者や制作者たちは本来そういうのがやりたかったのかなーという感じが伝わってきて、単純にコントとしてとても面白いです。やっぱり劇団ひとり、バカリズム、東京03、早見あかりらの演技力はすごい。でも、これからまたドラマ的な盛り上がりがあるのかなーと、ウレロシリーズの大ファンの一人として大いに期待しているところです。


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