早くもドロドロの予感、『さくら心中』


フジテレビの午後1時30分のいわゆる「昼ドラ」の放送枠は、東海テレビによるドロドロの愛憎劇と相場が決まっておりますが、今月からさくら心中が始まり、第1~2週にして既に一組目の心中が生まれたほどハイペースのドロドロぶりを見せています。

何と言っても今回は、『真珠夫人』『牡丹と薔薇』『偽りの花園』『麗わしき鬼』など、「ツッコミどころ満載の狂気」という一ジャンルを産み出してきた中島丈博作品(個人的にはなぜか『偽りの花園』が好きでした)。今回も、絶対ツッコミを求めてるだろこれ的な変な台詞が続々と出てきます。「あんたが桜やないか!桜そのものやないか!」「愛という名の酵母菌」、何なんだそれ。耳に残ってしょうがない。今後どのような展開になっていくのでしょうか。また「草履カツレツ」みたいな意味不明な料理が出てきたりするのでしょうか。出てくるだろうなこれは。
ちなみに、脚本の中島丈博氏は『草燃える』『春の波涛』『炎立つ』『元禄繚乱』のNHK大河ドラマを手がけた方で、4作品というのは大河史上最多なんだそうですよ。そうか、『炎立つ』で豊川悦司に「ぶっ殺す」と言わせたのはこの方だったのか。

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