『夕凪の街 桜の国』


6月14日に開催した「Timestageビジネスライブ」でご登壇頂いた広島市東京事務所の井上さんから、広島市が舞台である『夕凪の街 桜の国』という漫画を強く紹介されたので、読んでみることに。

『夕凪の街』はわずか33ページの短編で、原爆投下から10年が経過した広島市の中の物語。原爆の悲劇を感じさせないほのぼのとした少女漫画だなあ…と思って読み進めていると、突然に急展開のラストを迎えます。『桜の国』は『夕凪の街』からさらに次の世代の物語。何という印象強い読後感。

2003年に発表されたこの漫画は、文化庁メディア芸術祭大賞、手塚治虫文化賞新生賞などを受賞し、2007年には『半落ち』や『四日間の奇蹟』などで知られる佐々部清監督によって映画化もされています。各界で大絶賛されていて、世界中でも出版されているほどのベストセラーなんですって。いやあ、こんな漫画があったとはっ。無知ですみません。


『夕凪の街 桜の国』(こうの史代氏著/双葉文庫)


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