スポーツ王国のプロ論が分かる、「九州アマ列伝」


今年の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)、地元福岡県北九州市にある九州国際大学付属高校が2回戦を勝ち上がり、喜んでます。最近は北九州市内の高校は甲子園出場も珍しいので。九国大付高校は旧名・八幡大学付属高校の時に何度か甲子園に出場していますが白星はなかったので、今回の快進撃は本当に喜ばしいですね。地元は盛り上がってるんだろうなー。うちの実家の両親も甲子園まで応援に行ってるそうですよ。

さて、甲子園の季節になるとつい繰り返し読んでしまう連載があります。西日本スポーツが2004年に50周年を記念して連載していた「九州アマ列伝」です。アマチュア時代を九州で駆け抜けたスポーツ選手50名を追った記事。野球だけではありませんが、甲子園を湧かせた選手たちのその後なども分かります。

1965年に無名の三池工業高校を初出場初優勝へ導いた上田卓三投手、1988年に甲子園準優勝を果たした福岡第一高校の「九州のバース」こと山之内健一選手、星陵高校の松井秀喜選手ばかりに注目の集まった1994年に4戦完封の偉業を成し遂げ優勝を飾った西日本短期大学付属高校の森尾和貴投手、1994年の初の九州勢対決となった決勝戦を投げ抜き頂点に立った佐賀商業高校の峯謙介投手、そしてその九州対決で満塁本塁打を浴びマウンドに崩れ落ちた鹿児島楠南高校のエース福岡真一郎投手…。懐かしいっ。懐かしすぎるっ!当時のドラマ的な感動が脳裏によみがえってくるかのようです。

他にも、ボクシングの鬼塚勝也選手や競輪の中野浩一選手、陸上の末続慎吾選手やゴルフの北田瑠衣選手など、各界を飾ったヒーローたちのアマチュア時代の話も多くあります。九州はスポーツ王国なのだと改めて知ると共に、アマチュア時代にも強力なプロフェッショナル精神で挑んだ者だけが勝利や栄光を勝ち取っていくのだなぁ…ということを思い知らされます。


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