飲食店での注文時の無駄な緊迫感、『食の軍師』


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TOKYO MXで放送されているドラマ『食の軍師』、あまりにも面白くて家族で見ています。原作は『孤独のグルメ』の久住昌之氏のユニット・泉昌之による漫画で、恐らくテレ東がドラマ化するだろうと思っていたらまさかのTOKYO MX。主役の本郷を演じる津田寛治さんは、これが初のドラマ主演なんだそうです。

トレンチコートの男性・本郷(=津田寛治)が、おでん屋や焼肉店に入っては、心の中の諸葛亮孔明(=篠井英介)の陣立てに見立てながら自己満足的に注文の仕方の道筋を考えて注文するも、なぜかいつも偶然居合わせる青年・力石(=高岡奏輔)の注文のウマさにいつも劣等感を抱いて悔しがる‥‥という、文章で書くとさっぱりな内容なのですが、とにかく面白い。原作ではかなりトゲトゲしい力石も、高岡奏輔がいい感じの上品さを出してていいです。

特にうちの家内がドラマにハマってしまってます。というのも、家族で外食すると家内は時間をかけてメニューを悩み抜き、そのほとんどが5秒で決めた僕の注文に味で負ける、ということを繰り返しており、本郷の心の叫びを聞きながら「めっちゃ分かる!」と共感しています。

それにしても、男臭い原作漫画に比べてドラマ版は美人な女優が多くキャスティングされてるなー、と思っていたら、彼女たちをメインにした「ボクハキミニタベラレタイ」というスピンオフ映像をGYAOで配信しているんですね。なかなか面白い企画の広げ方です。


食の軍師 兵法全集 [DVD](主演=津田寛治)


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