機械メーカーの悲哀が痛感できる、土曜ドラマ『七つの会議』


NHK土曜ドラマ『七つの会議』を観ています。面白いなあ。
少年隊の東山紀之主演で、機械メーカーに潜む隠蔽工作の謎を取り扱ったドラマです。
私も機械メーカー出身なので、ネジ1本にまつわるしがらみやら何やら、
いろいろと懐かしい思いで見ていました。
こういう問題が日常茶飯事に起こっているのが、機械メーカーなんだよなあ…。
NHK土曜ドラマといえば、『ハゲタカ』『監査法人』『チェイス~国税査察官~』など
骨太の経済ドラマをたくさん輩出している枠で、
この『七つの会議』もこれまでの作品と同じく、ハラハラの社会派ドラマですが、
よくよく考えると、大袈裟な割には問題は社会全体から見るとめちゃくちゃ小さかったりします。
そういう小さな問題が自分たちにとっては大きい。それがメーカーなのです。
そんなジレンマがよくわかるドラマです。今後の展開が楽しみ。


『七つの会議』(池井戸潤氏著/日本経済新聞出版社)


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