『戦国無双3 Empires』毛利元就編をクリアした


今さらながら、昨年発売されたゲーム『戦国無双3 Empires』をプレイすることに。
『無双』シリーズはタクティカルアクションゲームですが、
『Empires』シリーズはそのゲームを応用したシミュレーションゲームということで、
シミュレーションが苦手な私はこれまでEmpiresシリーズは敬遠していたのですが、
西日本の戦史も結構描かれていて、中国地方が舞台の毛利元就編では、
『厳島戦記』で主人公として描いた弘中隆包も登場するということで、買ってみました。


「戦史演武」で、10人の戦国大名の生き様をプレイできるのですが、

織田信長や武田信玄など中央の天下に近い大名が多い中、
中国地方の毛利元就の章もあるので、ここからチャレンジしてみることにします。


国作りは箱庭タイプのシミュレーションゲームなのですが、

ストーリーは会話形式で進んでいきます。
そして吉田郡山城の戦いから、我らが弘中隆包が確かに登場しています!
しかも、ただの一武将ではなく、セリフもたくさんありますよ。
モブキャラではありますが、元就との交流が描かれています。

そして、毛利元就と弘中隆包は古くからの友人という設定で、

弘中隆包が毛利元就に「百万一心」の言葉を与えたという説を起用しています。
この説を使っている創作作品は、多分『厳島戦記』の他では初めて見ました。嬉しい!


そして、同じコーエーの作品でも『信長の野望』は、これまで「弘中隆包」ではなく、

陰徳太平記などで用いられてきた「弘中隆兼」の表記で登場することがほとんどでしたが、
今回初めて「隆包」表記になったんじゃないでしょうか。嬉しいなあ。
毛利元就は弘中隆包からいろいろと正論を伝えられるのですが、
陶晴賢が起こした大寧寺の変をきっかけに、毛利元就は大内氏に反旗を翻して、
陶晴賢そして弘中隆包と敵対することに。
元就は毛利家の生き残りのため、弘中隆包の正論とは逆の、悪の論理も受け入れていくことに…。

やがて厳島の戦いで、陶晴賢と弘中隆包を撃破した毛利元就は、
弘中隆包から教わったことにも想いを馳せます。
この後、出雲の尼子氏との死闘、織田信長軍との対決が描かれていきますが、
とりあえずクリアすることができました。面白かった!
それにしても、ここまで弘中隆包にスポットライトが当てられた作品は、
ゲームではもちろん、小説などでもこれまでなかった気がします。
弘中姓の人間として、とてもとても嬉しく感じました。


『戦国無双3 Empires (通常版) 』[PS3]


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