演劇集団キャラメルボックス「夏への扉」


結成26年目という演劇集団キャラメルボックスのスプリングツアー「夏への扉」を観に行きました。今回はル・テアトル銀座が会場だったのですが、同会場での上演は26年間の中で初めてなんだそうですよ。事務所が銀座にあるので、すぐ近くで行きやすくて驚きました。いやあ、最後までハラハラドキドキでとっても面白かったです!原作ファンもその出来栄えには唸っていたそうですよ。

さて、この『夏への扉』という作品、もともとは1956年にアメリカの作家ハインラインによって書かれたSF小説で、SFファンでは知らぬ者はいないというほどの不朽の名作。初版から約半世紀にして、何と今回が世界で初めての舞台化だそうで、聞くところによると権利交渉だけでも数年かかってるとか。さらには権利関係上かDVD化はされないそうで、まさに生の舞台でのみという貴重な上演。登場人物が40人以上も出てきて、これまでのキャラメルボックスからすると珍しく感じました。新たな可能性が広がってます。
後で知ったんですが、エンディング曲など劇中の曲はいくつか、キーボーディストの難波弘之氏が手がけているんだそうです。そう言えば若い頃、難波弘之さんのデビューアルバムの中の『夏への扉』という曲を聴いた時、歌詞の中にピートとかリッキィとか出てきて「どういう意味なんだろう?」と不思議に思ってたことを思い出しました。そうか、このお話を描いた曲だったのかっ・・・!

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