歴戦の武将の鎧が勢ぞろい、「大甲冑展」に行ってきた


鹿児島赴任時代に、甲冑制作会社の丸武産業が運営する「川内戦国村」が好きでよく行っていたのですが、その丸武産業さんが丸ビルで「大甲冑展」を開催するというので、行ってきましたよ。


丸ビル1階の大甲冑展。おー、たくさんの人が来ています。なんと全部で29体の甲冑が並べられているみたいですよ。この日は最終日だったのですが、とってもにぎやかです。


昨年の大河ドラマ『天地人』で一躍有名人になった、上杉家家臣・直江兼続の甲冑。「愛」の兜でおなじみですね。そしてその左には奥州の覇者・伊達政宗の甲冑。ちなみにその左には伊達家を支え白石城城主となった片倉小十郎の甲冑が並んでいます。直江兼続と伊達政宗の甲冑は見物客に大人気で、バシャバシャ写真を撮られていました。


左は戦国時代を終結させ江戸幕府を開いた徳川家康の甲冑。その右に並んだ鹿の角がついたような甲冑は、その徳川家康を終生支えた武人で桑名藩初代藩主となった本多忠勝のもの。ゲームなどでは忠勝は「三国志」の呂布みたいに最強のキャラクターなので、若い人たちが挙って写真を撮ってました。


右の金色の甲冑は、大河ドラマ『利家とまつ』の主人公としても知られる加賀の前田利家。その左は一昨年の大河ドラマ『風林火山』の主役だった武田軍の軍師・山本勘助の甲冑。その左は勘助が仕えた甲斐の虎・武田信玄の甲冑です。


右の大きな角の甲冑は、関ヶ原の戦いで徳川家康と戦った石田三成。その左は築城の天才と言われた伊賀上野城主・藤堂高虎の甲冑。その左には草履取りから天下人へと駆け上がった豊臣秀吉の甲冑。その左の赤い甲冑は、徳川軍の中で赤備えと言われ彦根藩主となった井伊直政です。彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」のモデルはこの井伊直政です。


頭にゼビウスのバキュラみたいな鉄板がついた右側の甲冑は、豊臣家の名軍師・黒田官兵衛(黒田如水)の息子で福岡藩初代藩主となった黒田長政のもの。その左は『功名が辻』の主役にもなった土佐藩初代藩主・山内一豊の甲冑。その左の緑色の甲冑は豊臣家臣で関ヶ原の戦いなどでも大きく活躍した福島正則のものです。


右の金色に光る鎧は、豊後国から九州に覇を広げた大友宗麟の甲冑。その左の頭に輪がついた甲冑は、その大友家の元家臣で柳川藩主となった鎮西一の武人・立花宗茂。その左は静が武の戦いや朝鮮出兵で活躍し熊本藩初代藩主となった加藤清正。一番左は関ヶ原の戦いで壮絶な敵中突破を見せ「鬼島津」と恐れられた島津義弘の甲冑です。

29体の甲冑の人物の縁の地が北日本から順番に並べられていて、とても見やすく写真撮影もOKとあって、とても盛り上がってました。他にも源義経、榊原康政、上杉謙信、上杉景勝、真田昌幸、真田幸村、森蘭丸、織田信長、細川忠興、毛利元就などの甲冑が展示されていましたよ。


兜を着用して記念撮影できたり、芸能人のサイン入りの甲冑が展示されたりしていました。気になったのはやはり若い女性の「歴女」がたくさんいたこと。真田六紋銭や伊達家紋で飾ったケータイで写真を撮っている女性などが結構いて、やっぱり若い女性の歴史ブームは本当だなーと改めて感じました。それにしても面白い展示イベントでした。行ってよかったです。


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