「歴史発想源/富国の潤流・疏水貫通篇」、連載スタート!


毎週土曜・日曜に配信中の有料メールマガジン『ビジネス発想源 Special』にて連載中の「歴史発想源」。今月より第26章がスタートします!

歴史上の偉業やエピソードから、現代の経営やマーケティングに活用できるヒントを見つけ出す人気コンテンツ「歴史発想源」、第25章の「英雄戴冠篇」は世界史でしたが、今回は幕末から明治時代にかけての日本史です。

人口が急増中の全世界は、これから「水」の争奪戦になると言われています。今回は日本の長い歴史の中から「水」に携わったある偉人を取り上げます。

それは、南一郎平(みなみ いちろべえ)という人物です。

そして南一郎平を主人公にした今回の第26章のタイトルは、「富国の潤流・疏水貫通篇」です。

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南一郎平は歴史ファンであってもあまり馴染みのない人物かもしれませんが、明治政府で初代大蔵大臣を勤め、第4代内閣総理大臣にもなった財政の鬼こと松方正義も「隠れた実業界の偉人、日本国の至宝」と評したほど、近代の日本の産業発展に大きな功績を残した人物です。

明治時代、新しい日本が列強諸国に比肩する強さを保つためには殖産興業が急務であり、また幕府が無くなった後の士族の生活を作るためにも、各地で大規模な農地開発が始まりました。そんな時に必要になってくるのが「水」です。

日本三大疏水と呼ばれる安積疏水、琵琶湖疏水、那須疏水をはじめ、全国には様々な疏水(そすい)が作られましたが、日本三大疏水のいずれにも関与し、各地の水利事業に大きく貢献した名プロデューサーが、南一郎平です。

もともとは大分県宇佐市の庄屋の一人ですが、宇佐の貧しい人々のために作った広瀬井手という水路の難工事の技術や経験を、全国の疏水事業にモデル化して普及させていき、日本の水利事業を大きく飛躍させた人物なのです。

しかし本人は自分の功績を誇ることなく陰徳を続け、今では一部の土木史の専門家ぐらいにしかその功績が知られることのない人物ですが、その南一郎平が遺した偉業やその生き方を見ると、現代日本に必要なことや大切なことがいろいろと見えてきます。

ぜひいろいろなビジネスのヒントを見つけ出してみて下さい。

 

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