コメディという形の情熱映画、『クールランニング』


今さらなんですが、映画『クールランニング』を観ました。
以前から周囲に「すごくいい映画だ」とずっと勧められていて、
「雪も降らないジャマイカの選手たちが冬季オリンピックのボブスレーに出場するコメディ」
ということだけは知っていて、勝手に「こういう映画だろうな」とイメージしていたのですが、
いやあ、すっかり感動で泣いてしまいました。こんな映画だったのか!
不慮のアクシデントで夏季オリンピックの100m走に出場できなかったジャマイカの陸上選手たちが、
元ボブスレー選手と出会ってカルガリー冬季オリンピックに出場するというストーリー。
実際のカルガリーでのジャマイカチームの実話を元に作られたことは有名です。
で、「南国ジャマイカが冬季五輪なんて」というコメディ、というイメージが強かったのですが、
実際には冬季五輪の常連国である欧米列国の選手たちに見下され嘲笑されながらも、
国の威信を背負って大舞台に立ち向かっていく男たちの物語であって、
ただジャマイカという明るい国民性を投影したコメディに見える、という感じで、
国の誇りを抱く所々のシーンで、とても心が震えました。
コメディと聞いて油断してました。自分の涙腺を最も刺激するタイプの映画でした。


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