弛みないアイデアと技術で世界を席巻する、『絶対にゆるまないネジ』


本日の『ビジネス発想源』で取り上げた書籍は、
「絶対緩まないネジ」として、高速鉄道や橋梁など世界中の交通機関や建造物に用いられている
「ハードロックナット」で世界から大きな信頼と注目を集めている、
東大阪市のハードロック工業の若林克彦社長の著作『絶対にゆるまないネジ』です。
東大阪の50人弱の中小企業が生み出しているハードロックナットが、
イギリス、ドイツ、台湾などの高速鉄道や、
東京スカイツリー、瀬戸大橋、明石海峡大橋など多くの建造物に必要とされていて、
そのアイデアと技術をどう生んできたのかが詳しく書かれています。
ハードロックナットの原理も図解で分かりやすく書いているのですが、
これを、神頼みに行った住吉大社の鳥居を見て思いついた、
というハードロックナット誕生のエピソードはとても印象的です。
アイデアのヒントは、いろんなところに公平に落ちているものなんですね。
私は製造業出身の人間なので、こういう話題は本当に刮目してしまいます。
絶対に負けないアイデアと技術で、世界を制することができる。
地方企業、中小企業にはとても勇気が出る本だと思います。


『絶対にゆるまないネジ』 (若林克彦氏著/中経出版)


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