まともな登場人物が一人もいない傑作『ミューズの鏡』


今年1月から日本テレビの土曜深夜に放送されているドラマ『ミューズの鏡』がスゴいです。貧しい女の子が大女優へと駆け上がっていく演劇界のサクセスストーリーを描いたドラマ…のはずなのですが、大雑把に言うと「登場人物、みんなバカ」というとてつもないドラマです。15分間という短さもあって、毎週楽しく観ています。
主演は、AKB48の中でも人気急上昇中の指原莉乃。今作がドラマ初主演なんだそうです。指原莉乃演じる貧乏少女の向田マキが、憧れの劇団の稽古場に飛び込んできて、演出家にその情熱と能力を認められるところから話が始まるのですが、全員が勘違いに勘違いを重ねて話が進んでいきます。かつての大映ドラマのテイストといい、オーバーなリアクションやBGMといい、もうとにかく笑いが止まりません。何なんだこの作品。いい意味で。
ちなみに脚本・監督は『勇者ヨシヒコと魔王の城』や『コドモ警察』の福田雄一氏。とてつもない福田ワールドです。しかもこの『ミューズの鏡』、映画化まで決定してしまったとのこと。すごい…。


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