「電力の鬼」が書いた名著『人間 福澤諭吉』


昨日、そして今日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、戦後の電力業界再編を成し遂げた伝説の事業家、「電力の鬼」こと松永安左エ門が昭和39年に書いたものを再版した『人間 福澤諭吉』という本です。最後の門下生とも言うべき松永安左エ門が恩師福澤諭吉の人物像に迫る伝記です。

松永安左エ門は福澤諭吉のことを「聖徳太子、弘法大師に続く三偉人の一人」と讃えていますが、明治維新という時代のうねりの中で福澤諭吉が刻んだ人生訓とは何だったのか、その生き方の中には経営哲学とも言える商売や仕事のヒントがかなり満載でした。まさに「士魂商才」「和魂洋才」の真髄を垣間見ることができる名著です。


『人間 福澤諭吉』(松永安左エ門著/実業之日本社)


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