本日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、社員食堂やタニタ食堂がヒットしている健康機器メーカー・タニタの中興の祖である谷田大輔前社長の著作『タニタはこうして世界一になった』。
ライターやシガレットケースなど様々な商品を作っていた同社が、主力商品をヘルスメーターに絞り込んだ上に健康関連サービスへと展開していったのは谷田前社長の手腕なのですが、なぜそのようなことを行ったか、どのように改革していったかが本書で語られています。新しいビジネスモデルを探している社長には、いろいろなヒントが見つかるでしょう。
私も会社員時代は計量機器メーカーに勤めていたのですが、計量器市場は産業用が一般的で、家庭用機器が中心の同社はどちらかというと業界人から傍流視されていた感じがします。それがいまや、計量器市場どころか日本の企業全部から見ても新卒の入社志望ランキングの上位にランクインされるほどの人気企業なのですから、その経営方針は元はかり屋さんとしてはとても尊敬をしています。
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