もう一度観たいドラマ『カンパニー・会社』


とても面白かったのでもう一度観てみたいと思っているのに、周囲の誰に聞いても知っている人がほとんどいない、というドラマがあります。なぜ誰も知らないんだー。知っている人が一人でもいると嬉しい。

そのドラマとは『カンパニー』という題名で、10年以上前にNHKで放送されていたドラマです。個人的に企業ドラマに興味を持ったきっかけになった作品で、これを観てなかったら『ハゲタカ』『監査法人』とかも観てなかったかも。

主人公の青年(椎名桔平)が小さな魚群探知機の会社を受け継ぐんですが、大学の先輩で経営コンサルタントか何かをやっている凄腕の参謀(生瀬勝久)と共に会社を拡大しようと考え、当時脚光を浴びつつあったGPSに着目してカーナビ市場に参入。会社が大きくなるにつれて、共に夢を語った創業メンバーたち(宍戸錠など)と次第に対立していきます。確か最後は東証2部に上場するところまでが描かれているのですが、創業メンバーたちの悲哀の離脱、参謀の暴走と、まるで新選組を思わせるような組織論を描くドラマでした。本当に面白いドラマだった。

そういえば数年前、知っている人がいないから悔しくて「たのみこむ」で発案してみたら、何人か同じように好きだったという人がいて、とっても嬉しかったです。

ヒロイン(森口瑤子)の職業が公認会計士だというのも珍しく、松下幸之助っぽい役で出演した萬屋錦之介の遺作となるなど、いろいろ心に残っているドラマです。懐かしい。もう一度観たいです。


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