地域活性化のヒント満載『ローマ法王に米を食べさせた男』


今日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、「スーパー公務員」と名高い石川県羽咋市役所の職員・高野誠鮮の著作『ローマ法王に米を食べさせた男』です。
過疎高齢化が進む羽咋市の神子原地区の米をローマ法王に献上したことからブランド米へと変貌させた、ということがタイトルになっていますが、それ以外にもUFOによる町おこしや烏帽子親制度による市外との交流など、いろいろな地域活性化の企画の実例が多く載っています。
面白いのは、企画を出した時にどんな人がどんな理由で反対したのかということも鮮明に書かれていることです。そして高野氏がどのような方法で説得していくのかという話には、交渉術の参考にもなります。
購入して以来、何度も読み返したほど好きな本です。とにかく面白くて、今年読んだ本の中では一番かもしれません。地域を活性化させたい方、組織を元気にしたい方はかなり発想の勉強になる一冊です。


『ローマ法王にコメを食べさせた男』(高野誠鮮氏著/講談社)


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