絶対もう一度観直したくなる「やられた」感、『アフタースクール』


以前から気になっていた映画『アフタースクール』が地上波放送されていたので、観ました。
2008年公開で、大泉洋・佐々木蔵之介・堺雅人・常盤貴子・田端智子らが出演の映画。
『運命じゃない人』などの作品で国内外に評価の高い内田けんじ監督による映画です。
最初は正直「意外に退屈な感じだなあ…」と思いながら何となく観ていたのですが、
後半になって「やられたーーー!!」という種明かしが続々と出てきまして、
序盤の退屈に感じたもの全てに意味があったことが知らされます。
そしてすぐさま、また最初から2回目を観ました。
2回目で「こういうことだったかーーー!」と分かる真実も続々と。何だこの映画はっっ!!

中学校の同級生だった、一流会社の社員・木村(堺雅人)と妊婦の美紀(常盤貴子)。
そして堺雅人の親友である中学教師の神野(大泉洋)。
そこに、木村の同級生のふりをする怪しい私立探偵の北沢(佐々木蔵之介)が現れて、
神野は木村が実は怪しい女と密会をしているということを知らされ、
北沢と共に木村の動向を探ることになり……というお話。
「甘くみてるとダマされちゃいますよ」というのが映画のキャッチコピーですが、
もうとにかく、誰が誰をだましているのかを見ている観客が一番だまされているという、
とてつもない作品です。ああ、何を言ってもネタバレになってしまう…。
観客動員数を語る時に出てくるほどのメジャー級の作品ではありませんが、
ネット上ではものすごく評価が高い作品だそうですね。納得です。
ここまで、すぐさま2回目をもう一度観たという映画は、初めてかもしれません。


『アフタースクール』(監督:内田けんじ/出演:大泉洋・佐々木蔵之介・堺雅人)


コメント