TBS版が好調の今、WOWOW版『下町ロケット』。


TBS版『下町ロケット』が好評ですが、僕も毎週楽しく見ています。自分も製造業出身の人間なので、中小企業の物作りの精神はかなり共感できる部分が多いのです。

池井戸潤原作の『下町ロケット』、阿部寛主演のTBS版よりも4年前に既に一度ドラマ化されています。三上博史主演のWOWOW版です。TBS版に並行して改めて観ることにしたんですが、いやあこちらもなかなか面白いですねえ。TBS版と全くキャスティングは異なるのに、TBS版に匹敵する良いキャスティングな感じ。

TBS版に比べて制作予算が少ないからなのか、WOWOW版は帝国重工の大企業感がTBS版ほどではありませんが、逆に佃製作所(WOWOW版ではつくだ製作所)はより原作のイメージに近い町の中小企業感が出ている感じ。音楽でガンガン盛り上げてくるTBS版に比べても、ビジネスの現場の緊迫感は全く劣っていません。

WOWOW制作のドラマは現在ものすごく好調ですが、こういう「日本の底意地」のようなドラマはどんどん出てきてほしいなと個人的に思います。


『連続ドラマW 下町ロケット [Blu-ray]』(主演=三上博史)


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