まるで取調室内のアメトーーク、『めしばな刑事タチバナ』


個人的に、今クールで放送されたドラマの中で最も面白かったのが、
佐藤二朗の初主演という、テレビ東京で放送された『めしばな刑事タチバナ』です。
舞台は警察署の取調室なのですが、刑事ドラマの部分は非常にサラッとしていて、
ほとんどが立花刑事や他の署員たちが容疑者の前でめしの話(めしばな)をするだけ、
という、もはや刑事ドラマではなくグルメ情報番組です。
深夜テロでおなじみ『孤独のグルメ』のテレ東のドラマなので、
このドラマは「刑事版・孤独のグルメ」といった形で紹介されることが多いのですが、
毎回「牛丼」「ポテトチップス」「東京土産」など一つのテーマに沿って多様な話をするので、
どちらかというと「取調室内でやっているアメトーーク」という感じです。
その業界の勢力図が分かる上に、例えば「うどん」の回では福岡の牧のうどんや資さんうどんが
取り上げられるなど、地方色のマニアックな話題もきちんと押さえてあって素晴らしい。
原作は人気マンガなので、まだまだネタはこれからも続きそう。
ぜひまた続編が登場することを期待しています!


『めしばな刑事タチバナ』(主演=佐藤
二朗)

それにしても、TEAMNACSの戸次重幸さんがゲストの「中華めし」の回は、
『ザ・クイズショウ』の山野辺P(=戸次重幸)とスマイリー北島(=佐藤二朗)の対決のようで
とっても面白かったです。

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