テキサス開拓時代を舞台に社会問題を描いた大作、『ジャイアンツ』


アカデミー賞の時期だからか、テレビ東京の午後のロードショー枠で、
1956年にアカデミー監督賞を受賞した映画『ジャイアンツ』を放送してたので、観ました。
とりわけ、ジェームス・ディーンの遺作としてその名が挙がる『ジャイアンツ』ですが、
実質的にロック・ハドソンとエリザベス・テーラーが主役で、
3世代にわたるテキサス開拓時代の一家の生き様を描いた、大河ドラマ的な壮大なお話です。
上映時間は200分もある大作で、テレ東も前編・後編にわけて2日間で放送していました。長い。
まあ50年以上前の映画ですし、今だったらナレーションなど入れて100分ぐらいにするかもです。
ただ、20代の俳優たちが老齢までを演じていてその壮大な世界観につい引き込まれてしまいます。
一使用人から石油王へとのし上がっていくジェット役のジェームス・ディーンが印象的なので、
一般的には「セレブと使用人の復讐劇」のように覚えている人も多いですが、
実際にはセレブを舞台に、人種差別や愛国心を描いているストーリーです。
今でも十分に通じるテーマですので、現代版リメイクもぜひ見てみたいところです。


ジャイアンツ(主演=エリザベス・テーラー/ロック・ハドソン)


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