北京の雍和宮に行ってきた。



なぜか日本人観光客はあまり注目しない隠れた名所、雍和宮(ようわきゅう)に行ってきましたよ。まあ隠れた名所といっても、場所は地下鉄2号線と5号線が交差する雍和宮駅から徒歩数分という抜群の好アクセスの場所にあったりするんですが。


中には参拝客がたくさん。雍和宮はもともと雍正帝の即位前の皇太子府として建立されたもので、その子である乾隆帝時代にチベット仏教に寺院として寄贈されたもの。当時はチベットやモンゴルとの民族融和が推し進められていたんですね。そのため、北京にいながらチベット文化を大いに目にすることができます。


いくつもの楼閣が連なり、ここが本殿。チベット仏教寺院なので、お香を持って膝をついて参拝する人が多く、膝をつくための膝乗せも寺院内の各所に設置されています。


中国のあちこちの看板で目にした「爆肚」というものが気になって爆肚の店があったので食べてみることに。この手前のやつなんですが、日本でいうセンマイ?というかホルモンで、これ自体には味がなくて、右の胡麻ダレにつけてたべるんですが、何と言うかゴムをコリコリ噛んでいる感じですかね…。最初は違和感あったんですが、なんだかだんだん歯ごたえが美味しく感じてきました。この店は醤油炒飯が美味しかった。


雍和宮はチベット仏教寺院ですから、その周囲にもチベット文化に関係するお土産屋や美術品店などが並んでいます。寺院に奉納するためのお香を売っているお店がたくさんあり、またこのように実際にチベット絵画を制作している現場もあります。歩いているとまるで北京を離れたかのような錯覚に陥ります。


この日はどうしても仕上げなければならない原稿が山積みだったため、あるホテルのラウンジで中国茶を飲みながら。ちなみに子連れのため、子どもは途中でそのあたりをハイハイで徘徊し始めました(右に写ってるのは子どもの頭だったり)。でもウェイトレスさんや周囲のお客さんが遊んでくれたり。中国の人はほんと、子どもにやさしいんですよね…。子連れにはありがたいです。


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