[ドイツ編] ハイデルベルク城に行ってきた。(1)



コルン広場から見上げると、ハイデルベルク城の城壁が。ハイデルベルク城と言えばドイツ観光の目玉に挙げられるドイツを代表する場所。丘陵の中腹に建つハイデルベルク城へは、ケーブルカーを使って登る方法もありますが、ケーブルカーのコルンマルクト駅の左横から登る道がありますので、ここは石畳の坂道を徒歩で上がってみることにします。


城門に至るまでの石造りの路も、あちこちがいい感じ。次第にハイデルベルクの街が眼下に広がり始めるので、結構息の上がるような傾斜ですが楽しく登ることができます。こういう入り組んだ構造を見ると、お城大好きっ子の私はとっても燃えてきます。


石のトンネルを抜けて、この前方にはチケット売り場があります。€3程度ですが、このチケットは逆側の入口から出ても再入場できますので無くさないようにしましょう。チケット売り場から少し登ると、アルタン(テラス)へと出るのですが…


テラスの眼下に広がるハイデルベルクの街並み。なんという美しさ。残念ながらこの日は大雨なので結構霧がかっているのですが、晴れているならかなり遠くまで見えるのでは。それにしても赤色の屋根に彩られたステキな街。精霊教会やイエズス会教会の尖塔がまた素晴らしい。


テラスから東側の城下を見る。砲台を配置していたようです。ハイデルベルク城は13世紀に建てられ、三十年戦争やプファルツ継承戦争などで戦火の舞台となった城。闘争の傷跡がお城の至るところに見られます。


城内へと入っていきます。中庭から南側の城門塔を見た様子。城門塔の右側にあるのはループレヒト館、左には井戸棟、その左はエコノミー棟。城門塔はもう片方の改札になっているのですが、チケットを持っていればそこから出てももう一度入れます。


フリードリヒ館の地下。現在はワインレストランになっていますが、当時は税として領民から徴収したワインを貯蔵していた、宴会場も兼ねていたゴシック様式の場所だそうで、世界最大規模のワインの大樽が置いてあり、城内の観光名所の一つになっています。


中庭からフリードリヒ館の方向を見た様子。プファルツ選帝侯のフリードリヒ4世にちなんで名づけられたこのフリードリヒ館は、増築を重ねたハイデルベルク城の中でも最初に建てられた建造物なんだとか。壮大です。


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