[ドイツ編] ローテンブルクに行ってきた。(3)



中世の美しさを色濃く残すローテンブルク旧市街。ブルク公園を回った後は、南へと向かいます。南へと続くSchmiedgasseという通りには、お土産店や飲食店がたくさん並んでいます。ロールプレイングゲームの武器アイテム屋さんのような、中世の騎士や戦士の武器や甲冑を売っている店もあって、RPG好きの人にはたまらない街かもしれません。


その通りから少し入ったところに、とっても賑わっている店が。1階はコーヒーやグリューワインを売るカフェなのですが、2階の小窓から童話に出てくるようなお婆さんが小さなハンドベルを鳴らしながら挨拶しているのです。そしてクッキーを詰め合わせた小さなクリスマスプレゼントを、日本の餅撒きのように撒いてました。私も一つ受け取れました。こういう作りのお店、温かくていいなあ。


なぜかローテンブルクの風景写真に必ず使われる撮影スポット。「小さな場所」という意味でPlonlein(プレーンライン)と呼ばれている場所です。二股の分かれ道で、背後のジーバー塔と周囲の木組みの家がいい感じ。多くの人がカメラを持って撮影していました。


ローテンブルク名物、シュネーバルのお店。フュッセンでも食べたのですが、野球ボールぐらいの大きなクッキーのようなサクサクしたお菓子です。これは美味しい。お店のウィンドウではこのシュネーバルを積んだツリーを作っていたのですが、マカロンタワーのようなものなので、そのうち日本ではマカロンに続くシュネーバルブームが来るんじゃないだろうか。


旧市街南端のシュピタール門には、脇の階段から上へ登ることができ、さらに城壁の内部の通路を歩くことができます。シュピタール門からの景色はこの通り、赤い屋根が連なっていて本当にメルヘンチック。


シュピタール門の周辺は、城壁内部が複雑に入り組んでいて、大砲なども置かれていたりするのですが、それらを散策するのも楽しみの一つ。城壁の小窓からは城外が見渡せるし、また石組みの複雑さもとてもいい感じ。お城好きにはかなりワクワクする場所です。


たまたま見つけたカフェに入ると、お客さんがみんな大きなプリンのようなものを美味しそうに食べているので、名物料理なのかなと思って自分も注文してみる。メニューにはGermknodelと書かれてあって、クネーデル(Knodel)というのは団子を指しますが、これは団子風のスイーツという感じでしょうか。もちもちしたお団子にバニラソースがかかっているお菓子で、食べごたえ抜群。美味しかったです。付け合せのクネーデルは苦手という人は結構多いですが、そんな人にはスイーツのクネーデルはいいかも。


というわけで人気スポット、ローテンブルクを堪能してきました。旧市街自体は、サッと回れば1時間程度で回れるぐらいの小ぢんまりした市街地なのですが、雰囲気もいいしお店も多いのでゆったりとした時間を楽しむのもいいでしょう。街全体が異世界のような感じなので、テーマパークを楽しむように散策してみてはいかがでしょう。


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