[ドイツ編] ノイシュヴァンシュタイン城に行ってみた。(1)


お城大好きっ子なので、ドイツに来たからには当然、世界的にも人気屈指の名城、ノイシュヴァンシュタイン城を見に行くことにします。ロマンティック街道の終点としても名高く、ディズニーランドの「眠れる森の美女」の城のモデルになっていたりするお城です。
ミュンヘンなどの主要都市から当地へは何度か乗り継ぎが必要だったり入城が特殊だったりするので、結構高額な日本人向けツアーに参加しなければ行くのは難しい、と不安を煽る悪質な旅行代理店が多かったりします。外国語が分からない私でも自力で結構簡単に行けたので、参考のために自分が行った過程を、思い出せる限り記しておきたいと思います。別の良い行き方があったり記憶違いの所もあったりするかもしれませんが、もし今後観光される方に少しでも参考になれば。


ノイシュヴァンシュタイン城はドイツとスイスの国境付近にあるため、ドイツ南部最大の都市であるミュンヘンを拠点にしました。ミュンヘン中央駅から出発です。ドイツ国内を走るのはDB(デーベー)という鉄道会社の鉄道網なのですが、今回は数日間乗り放題となる「ジャーマンレールパス」を出国前に新宿にある「地球の歩き方/旅プラザ」というところで買いました。もちろんドイツ国内でも買えます。まずはBuchloe(ブッフローエ?)駅へと向かいます。


1時間ほどでBuchloe駅に到着。5番ホームに到着し、向かいの4番ホームにやってくるFussen(フュッセン)行きに乗ります。乗り継ぎ時間は10分程度だったかと。ちなみにミュンヘンからフュッセンへは、たまに直通の電車もあるみたいだし、またKaufveuren駅(カウフボイレン?)という駅で乗り換えることもあるようなので、その時間帯に合った列車で。ミュンヘン中央駅のインフォメーションで「フュッセン!?」と言うだけで速攻で乗り場と時間を教えてくれます。尋ねる人が多いのでしょう。


BuchloeからFussenまでも約1時間。フュッセンに近づくにつれて、車窓にはだんだんこのような風景が広がってきます。美しいですねー。


フュッセン駅に到着!ここからは、Hohenschwangau(ホーエンシュヴァンガウ)行きの循環バスに乗ります。バス乗り場は駅の南側すぐ前(この写真の方向でいうと、もっと右手のロータリー)。観光客が多いので多分すぐ分かります。バス料金は確か片道€2以下で、15分ほどで目的地につきます。ただ、バスの本数はすごい多いわけではなく、1時間1~2本ぐらいだったかと。


そしてノイシュヴァンシュタイン城のお膝元の村、Hohenschwangau(ホーエンシュヴァンガウ)に到着。バスの途中でノイシュヴァンシュタイン城が見えますが、その時は意外に小さく見えるんですよね…。バス乗り場からちょっと歩くと、チケットセンターがあります。ノイシュヴァンシュタイン城は山の上にありますが、チケットは城で買うのではなく、その麓のチケットセンターで買うのです。ガイドツアー制のため、入場時刻が決められているので注意。


この街のもう一つの見どころが、ノイシュヴァンシュタイン城と向かい合うように立っているホーエンシュヴァンガウ城。ノイシュヴァンシュタイン城を建設したルートヴィヒ2世が幼少期を過ごした城です。チケットセンターではこの2城のチケットをセットで購入することができます。ノイシュヴァンシュタイン城の入場時刻に余裕があれば、この城にも行ってみては。パンフレットにはホーエンシュヴァンガウ城に登るには徒歩25分とか書かれているのですが、実際は5分程度で着きますよ。


ホーエンシュヴァンガウ城を下りる際にはちょっと遠回りの道なので15分ほどを見ておくのがよいかと。下山途中にはアルプ湖が眼前に広がります。


さて、いよいよノイシュヴァンシュタイン城へ登ります。登る方法は、徒歩で45分ほど登るか、馬車で20分ほどカポカポ登るか、バスで10分ほどでサッと登るかです。風情としては馬車が良さそうですが、私はバスを選択。馬車とバスでは終点の場所が違うからです。バスは30分間隔ぐらいだったような。ちなみに、景色を楽しみたい方は登りのバスは左側の席に座るといいかと。さあ、間もなく到着です。


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