[ドイツ編] ノイシュヴァンシュタイン城に行ってみた。(2)



「白鳥城」の呼び名高い、ノイシュヴァンシュタイン城!いやあ、なんという美しさ。このアングルはマリエン橋という橋梁からで、バスの停留所から歩いてすぐなので、この角度からの写真が撮りたい人はバスの移動のほうが便利。一つ残念なのは、今年まで南面(この写真だと左側の壁)が改装中で足場に覆われていること。来年にはきっと美しい姿を見せてくれることでしょう。


マリエン橋からノイシュヴァンシュタイン城まで10分ほど歩きますが、その途中で麓の街と湖が一望できます。先ほど行ったホーエンシュヴァンガウ城もあんなに小さく見えます。今回は晩秋の景色ですが、夏あたりは本当に透き通った爽やかな景色になるようです。


遠くから見ると小さな城だったノイシュヴァンシュタイン城、間近に迫るとものすごい大きさであることを実感します。この先が入口。


ノイシュヴァンシュタイン城の背後には天険の岸壁がそびえます。その峻険さとお城の壮大さのコントラストが訪れる人の目を奪います。ノイシュヴァンシュタイン城はワーグナーに心酔し、フランスのベルサイユ宮殿に憧れたルードヴィヒ2世が莫大な資金を投じて着工した城。結局それが王家の財政を危機に立たせ、ルードヴィヒ2世は王位を追われ謎の死を遂げました。そんな王の夢の跡が、この美しい未完の城なのです。そんな時代に想いを馳せながら尖塔を見上げるのもまた格別です。


入口には番号が表示される掲示板が。自分のチケットの番号が表示されたら、同じナンバーの人たちと一緒に入っていきます。英語とドイツ語のツアーの他に「その他」があり、日本人であることを告げると日本語のオーディオガイドを貸し出してくれるので、それを手にしてみんなと一緒に進んでいきます。


控えの間、玉座の間、王の寝室など、贅の限りを尽くした空間の中を入っていきます。城内は一切撮影禁止。城外に向けてはOKとのことなので、先ほど城郭を見渡していたマリエン橋のほうを写してみました。マリエン橋ってあんなところに架かってるんですね…。最後は調理場やショップを抜けて、城外へと戻ります。


再びバスで麓のホーエンシュヴァインガウへ。ただ、ベラード渓谷を通る徒歩ルートもノイシュヴァンシュタイン城の外観を美しく撮影できるスポットが点在するようなので、バスや馬車で登った人は徒歩で下山してみるというのも一興かも。麓からは、ノイシュヴァンシュタイン城はあんなにポツンと小さく見えるんですね。

この近辺でゆっくりするのもいいですが、交通機関を使って都市へ戻るには、フュッセン行きの循環バスが1時間おきぐらいにしか出ていないので、あらかじめバスの時刻や最終便を確認してから遊んだほうがよさそうです。それにしても、美しい場所でした!

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